2009年6月28日日曜日

パソコンに悩む

 5月に結婚したOさんからメールが入った。1か月余り不通だったが、「旦那の父母が家にいるので夫婦水入らずにはなれない」、といったことが書いてあった。学生時代のOさんの顔を思い浮かべながら、思わず「にやり」とした。

 ヤフーメッセンジャーやウインドウズライブにより、互いのパソコンの使用状況がわかる。何千キロも離れているのに、机を前に向き合っているような気がする。先日は、カメラを介したパソコンの音声通話をライブで求めて来たが、そんな時に限って、当方のパソコンが、旧式なため答えられない。研究室のパソコンは、9年前に買ったもので、カメラは付いていないし、ネットを使えるようになるまで起動にかなり時間がかかる。さっと立ちあがる最新のパソコンを家で使っているため、この遅さは堪忍の限度を超えつつある。院生に使わせるにも、これでは困る。また、国際交流を円滑にするためにも、最新のパソコンの購入を考えねばなるまい、と思うようになった。研究費は乏しいので、痛い出費を覚悟しなければならないことになりそうだ。
 

指導を行う

 I君の大学院における研究対象は著作権だ。これまで出た文献を調査し、論点について、論文や判決を読み込んで、見解を深めてゆく方法もあるが、I君の場合は、学部時代は民訴ゼミであったから、まず、著作権について興味を感じてもらい、関心を深めてもらう方法をとることにした。したがって、内容的に面白く、しかも重要な論点が含まれる判決を読みこんで、検討している。

  4月のころと違って、読むのに慣れ、分析力が高まり、発言も的確になってきた。後期あたりで浮上し、研究対象をさらに絞り込んで、論文につなげてくれればと考えている。ともあれ、学生の伸びをみることは楽しい。