2009年7月17日金曜日

栄転を聞く

 学部でかかわったゼミ生が、国立N大学の法学部法学科国際法政の準教授になった。前任地のI大学も寒いところだったが、今度の任地も寒い。しかし、だいぶ郷里に近付いた。久しく会うこともないまま時を過ごしているので、さとっちの中では、「あいかわらず、華奢でちょっと小生意気な学生」のままだ。

 いい話があれば悪い話もある。卒業後もコンタクトがあったゼミ生のOBが会社を辞めたらしい。それまではブログが頻繁に更新されていたが、「退職届を出した、職を探し中」、という記事のあとは、止まったままだ。学生時代は、やり手で、活力ある奴だったから、苦境を乗り越えてくれると思うが、時期が時期なだけに心配だ。

  先日は、担当した法律相談に大学のOBが来た。H先生のゼミ生だったらしいが、先生の名が出てこない。ゼミといえば、師弟の人的なつながりが深いから、恩師の名を忘れることは少ないように思われるが、「あの先生はその程度の師だったのかな」、と思ってしまった。相談に来るくらいだから、やっぱり、この卒業生も人生の浮き沈みを経験しているようだった。ただ、仲間と事業を起こして、頑張っているらしく、その点ではほっとした。

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