2009年3月24日火曜日

T君の修士修了を見送る


 大学院の修了式が3月12日にあった。院生で記憶に残ったのは、市役所派遣のT君だ。大学院の民法特殊講義を聴講してくれて、家族財産に関する判例を数名の院生とともに検討した。大学院は学生が少ないから、勉強意欲にあふれるT君の参加は、ほかの院生にもいい刺激を与えた。

 また、学部の債権総論や債権各論、法学も聴講してくれたので、今年度は、これまでになく、緊張感をもって講義を続けることができた。また、昨年暮れに行った、名古屋拘置所の見学会にも参加してくれて、学部のゼミ生を刺激してくれた。

 修士論文は、大学で学んだ経済学の知識を生かした行政学の論文だった。この2年間の勉強を、今後どのように仕事に生かしてゆかれるのか、5年後、10年後、T君にあって話を聞きたい。

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